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ネタ探し
皆さん、はじめまして!本作例の発注から雑用まで、造形すること以外何でも担当のプレモニ編集部員えぬけいです。
今回、オリジナルオージェを使ってプレモニ用に作例記事を担当することになったのですが…いざ何を作ったら良いのか考え始めると、なかなか良いものが思いつきません。幸いウェーブにはエルガイム関連のムック・資料などが沢山あるので、ネタを探して色々眺めていたのですが…そうすると、つい「あぁ、やっぱりエルガイムはいいなぁ」と仕事を忘れて見入ってしまいます(苦笑)。…と周りの視線の痛さを微妙に感じ始めた頃、目に飛び込んできたのはエルガイムファンならきっとご存知の、とあるムック本。その表紙のオージェ頭部を立体で再現すれば、間違いなく見応えのあるものになるだろうと1/100で製作することにしました。ということで、早速KuWaさんに製作を引き受けてもらえるか相談。即答で引き受けてもらえました。

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いざ製作!
もともと高貴なイメージのオリジナルオージェですが、今回のモチーフではそのデザインをさらにエレガントにし、独特なバランスになっています。そこで製作する頭部はオリジナルオージェに載せた際、違和感がないように、そして印象をできるだけ変えないよう、KuWaさんにバランス調整していただきました。 またサイドに流れる飾りのようなプレートを、胸の周りに取り付けられているものとして表現してみました
KuWaさんのCAD造形(デジタル造形作業)が一段落したところで、確認のためデータを届けてもらい、まずは社内の3Dプリンターで出力し、サイズを確認・検討してみます。ボディに 載せてみると案外小さかったようで、頭部をまるまる8%拡大してみました。画面上で見るのと実物では印象が変わることも多いので、やはり出力して大きさや形状を直接確認できるのはとても便利ですね!


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確認が終わればその後さらにバランス調整をして細部を作りこみ、CAD作業は完了。ここで、KuWaさんより「WAVEのオリジナルオージェに載せたら面白いかもとのことでしたが、せっかくなので台座なども作って、胸像仕立てにして飾れるようにしてみましょうよ!」と提案をいただきまして、ご覧のとおりになりました。そして次は3Dデータを高精細3Dプリンターで出力し、仕上げて原型の完成です。

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塗装、そして完成!
そして、いよいよ塗装作業に入ります。ちなみに今回、塗装は「超」エルガイム好きのフィニッシャーさんに担当していただき、遂に完成です! 胸像用の台座から外して、オリジナルオージェに乗せ換えてみましたが、ボディの迫力もあってゴージャスさがさらにアップしたような印象になりますね!ちなみに今回使用しているオリジナルオージェ本体は、部分塗装による簡易仕上げ品です。

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オリジナルオージェの原型製作について
さて、せっかくなのでオリジナルオージェのお話も少し。

既にウェーブ開発部ブログ等でもレビュー記事がアップされていますが、いくつか補足・紹介したいと思います。 形状面では当時の設定画稿や劇中イメージを尊重して作る事をテーマとし、抑揚のあるボディラインを再現することに注力しました。一方で見えない装甲裏などはディテールが欲しい、ということで、あまり世界観を壊さないように、当時の絵柄や設定から線を拾いながら造形しました。

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そしてオージェといえば巨大な肩バインダーが特徴としてあげられますが、今回その迫力をさらに増すギミックとして、内側のランサー群を可動式フレームに取り付け、射撃時に射線を揃えることができるようにしています。 これはKuWaさんが最初から考えていたアイデアで、ぎっしりと詰まったランサーを立体的に収納すると同時に、印象的な射撃シーンをより説得力ある形で表現しています。バインダーを正面に向けた時の必然性と迫力が違ってくると思います。

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一方でこうしたギミックの入った大きなバインダーを支えるため、肩まわりの構造にもこだわっています。
バインダーの重みで肩が下がるのを避けたかったので、肩フレームは上下動させず、腕は肩のアウターと一緒に上がるような構造としました。ABSレジン(特殊硬質レジン)による胴体内フレームと合わせて、これだけのサイズでもしっかりと上半身を支える作りとなっています。

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またオリジナルオージェは、足首がまっすぐに立っていると足のシルエットがぎこちなくなるので、爪先に横回転をいれて、足の甲を傾けても接地するようにしています。

などなど、これだけのボリュームを持ちながらも安心して可動させられるようにしました。劇中で見せたラスボスらしい躍動感あるアクションが印象的な機体ですので、自由にポーズを取らせて、その迫力をさらに感じてください。

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オリジナルオージェ
本体価格:¥59,800(税別)■2016年5月発売
■レジンキャスト製組立キット ■1/100スケール
■原型製作:KuWa(フレームアウトモデル)【Twitter

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1/24ロッグガン製作快調!間もなく原型完成!!
詳細は近日公開。
※画像は開発途中のもので、実際の製品と異なる場合があります。


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1/24マーシィドッグ間もなく原型完成、鋭意最終仕上げ中!
詳細は近日公開。
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1/100ザブングル、間もなく原型完成!
製品はスタンダード版とDX版の2タイプで製品化。 詳細は近日公開。
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「1/24マッドデントロイダー」間もなく受注締切!
受注期間は3/22(火)23時59分まで!ご予約はお早めに!! →製品ページへ
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line未発表の新規アイテムも続々、企画進行中!乞うご期待!!

Producer’s Voice
本シリーズの企画・制作を担当している開発部の永見です。
今月のKuWaさんによるオージェ胸像、いかがだったでしょうか?作例記事ということで、かなり遊んだ企画となったと思いますので、是非、楽しんで見て下さい。
そして、各方面で注目度が著しく高いヴェルビンも遂に原型完成しました。原稿を書いている今、目の前に原型複製品があるのですが、相変わらず毒島さんの造形が凄過ぎて、この作品を表現する言葉が見つかりません。来月、皆さんに詳細をお披露目いたしますので、ご期待ください。
そしてしばらく報告のなかったマーシィドッグですが、その間も着々とブラッシュアップを重ね、間もなく原型も完成します。こちらも今後、除々に公開いたしますので、是非、ご期待ください!
ちなみに「ボトムズも、そろそろ1/24はやりつくしちゃったんじゃない?」という声を時々耳にするのですが、『装甲騎兵ボトムズ』シリーズは、まだまだ精力的に続けていきます(というか既に進んでいます)。お楽しみに!!

プロデューサー 永見浩士 (ウェーブ開発部)


[ウェーブ・プレミアムモデルNEWS! ]次回は4月15日(毎月第3金曜日)更新です。ご期待ください。

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