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その特徴的なシルエットと細部にわたるディテール、全高約240mmのボリュームと、本製品について「組立てるにはちょっと敷居が高いかな?」と悩んでいる方や、「エンシーは好きだけれど、ガレージキットは作ったことがないからわからない」と躊躇されているかたへ、今回原型師の柳生圭太氏の協力のもと、組立のポイントをまとめたウェブページを製作致しました。
組立の参考等、ご覧ください!
こちらの完成品は、原型師の柳生圭太氏がカラーキャストの成型色を利用して仕上げたものです。(画像をクリックすると拡大画像がご覧いただけます。)
1:パーツチェック
まずは実作業に入る前に、パーツが全て揃っているかをチェックしましょう。 封入されているパーツとインストのパーツリストを照らし合わせてパーツがすべて揃っているかを確認し、またそれにあわせて、パーツ構成や全体の作業の流れなどを把握しておきましょう。
今回のエンシーなどの限定品は、部品請求などの問い合わせ期間が設けられている場合が多いので、パーツチェックははじめに必ず行いましょう。
【エンシーの部品請求の承り期間は2010年7月末日(予定)までとなっております。】
2:予備洗浄
パーツの表面にはゴム型から取り出す際に使用される「離型剤」が付着しています。これを落とさないと接着、塗装がうまくいかない場合がありますので、Mウォッシュなどの離型剤落としを使って離型剤を落としましょう。(離型剤落としには当社のMウォッシュ以外にも様々な種類があります。ご使用の際にはそれぞれの取扱説明書をご覧ください。)
きれいに離型剤が落とせたら、後はキッチンペーパーなどの上において、十分に乾かします。
3:パーツの切り出し
パーツの形状に注意してゲートを切り出してきます。 ニッパーで荒切りしていくのですが…
・パーツのぎりぎりを切らない(余分を残す)
・パーツ自体が割れないように
気をつけましょう
【ポイント!】
ニッパーは良く切れるものを使いましょう 。
ニッパーでパーツを切り取ったら、デザインナイフ、紙ヤスリ(400番〜1000番くらい)等を使って丁寧に整形しましょう。
※注意!
左の画像の、各種チューブパーツ、つま先裏パーツは切り出ししてしまうと、パーツの区別が難しくなってしまうので、組立の際までゲートを残しておきましょう。(チューブパーツにはゲートに刻印がしてあります。)
4:パーツの本洗浄
次の下地作成の項目へ進む前にパーツ整形の時についた汚れ、手脂などを洗浄しましょう。
5:下地作成
下地作成のため、メタルプライマーを吹き付けます。 吹き付ける前に画像のようにパーツの目立たないところに真ちゅう線などで持ち手をつけましょう 。
※メタルプライマーとは…
金属など塗装する時に最初につかう下地剤です。今回はこのメタルプライマーを吹きつけることで、パーツの整形時にできた細かいキズなどをうめます。 今回は色キャストを活かした工作ですが、通常のレジンキャストキットを塗装する場合は、塗装がはげてしまうことをさけるために、下地剤としてサーフェイサーなをを最初に塗りましょう。
吹き付ける際はパーツから約15cm〜20cmくらい離しながら、タレたりダマにならないように常に手を動かしながら吹き付けましょう 。
吹き終わったらしっかり乾燥させます。(メタルプライマーの乾燥時間は約30分以上を目安に)
【ポイント!】
メタルプライマーは透明なので吹き付け具合がわかりづらい材料です。吹きすぎに注意しましょう。
6:白部分塗装
下地作成が終わったらいよいよ塗装の行程に入ります。
まずは白い部分(顔、胸部、スネ、足首、盾)をカラースプレーで塗装します。
【ポイント!】盾、スネ部分のパターンの塗装について
エンシーの盾パーツ、スネパーツには、特徴的なモールドが入っています。この部分をマスキングで塗り分けるには、ある程度の技術と根気が必要になります。…しかし、今回は成型色を使ったかんたん組立講座ですので、マスキングをしなくても塗り分けができるかんたん塗装法を紹介します。
1:まずは左の写真のように、パーツ全体に白のカラースプレーを吹き付けます。
2:塗装が乾いたら赤くしたい部分へデザインナイフ等で大まかにカンナがけをして白の塗膜を落とします。この際、白くしたい部分を傷つけない様に注意しましょう。
3:600番〜の紙ヤスリで赤くしたい部分に丁寧にヤスリがけをします。そうすると左の写真のようにきれいに境目が浮かび上がってきます。この際も白くしたい部分を傷つけないように注意しましょう。
4:もし、ちょっと白い部分を削ってしまった場合は、筆塗りか模型用マーカー等を利用してリタッチしましょう。
7:フレーム部分、ゴールド部分塗装
フレーム部分塗装
続いてフレーム部分を塗装します。左の画像のように、目立たないところに真ちゅう線等で持ち手をつけたら、シルバーのカラースプレーで塗装しましょう。
本キットはモールドがしっかり入っているので、これだけでフレーム部分の細かいディテールが浮かんできますが、この辺りはお好みでスミ入れ等をおこなっても良いと思います。
また、フレーム部分はグレーの成型色ですので、成型色を利用し、エッジにシルバーの塗料でドライブラシ等をおこなっても面白いと思います。
ゴールド部分塗装
エンシーはワンポイントでゴールドの部分がありますので、この部分も左の画像のようにゴールドで塗装しましょう。また、この部分はカラースプレー以外にも、市販の模型用マーカー等で塗装してもかんたんで良いと思います。
8:スタビライザー部分塗装、整形
スタビライザー部分も上記フレーム塗装と同じくシルバーで塗装しましょう。
スタビライザーパーツはドライヤーで温めることでかんたんに変形させることができますので、写真のように温めて、お好みの形にしましょう。(塗装後でも変形させることができます。)
9:軸打ち
関節などの主要な部分に真ちゅう線で軸打ちをします。 真ちゅう線を関節などに埋め込む感じの作業ですが、これをやっていないと経年変化によりポロリと関節が外れてしまったりします。レジンキットはプラより重く、接着剤でもがっちりと固定できなかったりしますので、軸打ちはレジンキットを組立てる上でさけては通れない作業です。
まずは画像のようにピンバイスで穴をあけます。ちなみに軸打ちの真ちゅう線は打つ場所にもよりますが、強度保持のためにそこそこの太さを選びましょう。
反対側のパーツにも同じように穴をあけます。角度や位置などがずれないように慎重におこなってください。
真ちゅう線を適当な長さに切ってつなげたあと、真ちゅう線を曲げてポーズを調節しましょう。
【ポイント!】
ポーズ付けがしやすいようにやわらかめのアルミ線などを使うのもオススメです。
ポーズを付ける時は全体のバランスを見ながら行いましょう。
10:組立
各関節などの軸打ちが終わったところで一度仮で組んでみましょう。そこでバランスがおかしい部分があったりしたら、再度微調整を行い組立てましょう。
今回は成型色を利用したかんたんフィニッシュですので、ポーズが決まったらあとはデカールを貼り、トップコートを吹いて完成です。
11:デカール貼り
このキットには水転写式のデカールが付属しています。 塗装で表現するのがむずかしい部分やマーキングなどを、簡単に再現できます。 貼る前には、パーツにホコリや油分がついていない様、きちんと洗浄しましょう 。
貼りたいマークをハサミ等で切り取り、水に約10秒間浸します。台紙の端を手で持ち、貼る位置にマークをスライドさせてモデルに移してください。ピンセット等でマークを濡らしながら正しい位置へずらします。布等でマークの内側に残っている気泡を押し出して定着させます。
曲面にデカールを貼る場合は、デカール軟化剤をつかって位置などのバランスを整えることできれいに圧着できます。(デカール軟化剤を使い過ぎると、デカール自体が溶けます。気を付けましょう。)
12:トップコート
最後の仕上げにトップコートを吹いたら完成です。吹く際のコツは5:のメタルプライマーを吹いた時を参考にしていただければと思います。 トップコートには「光沢」「半光沢」「ツヤ消し」とあり、お好みの仕上がりを選択できます。 またメーカーから、水性、溶剤系など様々な種類がでています。
最後に…原型師 柳生圭太氏よりコメント
エンシーは僕も大好きな騎体なので原型製作時からいかに多くの方に手にとって実際に組み立てて貰えるかを試行錯誤していました。
ディテール等には妥協せずに組み立て易いギリギリのバランスのパーツ構成になっていると思います。製品的にも成型していただいたRCベルグ様のご協力もあり、カラーレジンやパーティングラインの位置等、納得行く仕様になったと思います。実際に雑誌やHPに掲載されている完成サンプルを製作した際も本講座と同様の手順を踏んでおります。
願わくば多くの方々の自宅に完成品が飾られることを・・・ 本講座がその手助けの第一歩となれば幸いです。
超帝國の主力兵器「焰星」。
焰星
■レジンキャスト製組立キット
※“焰星【単品】”と初回限定で壱号騎、弐号騎、参号騎の“3体セット”の2種類を用意。
受注終了致しました。
■発送時期:2010年4月下旬
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